お経とは何ですか。何をとなえているのでしょうか。
お経はお釈迦さま(=仏)の説かれた教えをまとめたもので八万四千もの数があると言われています。現在日本でお唱えされているお経は大きく3つに分類されます。
①古代のインドの言葉「梵字」で書かれた物
真言や陀羅尼と呼ばれます。梵字の意味を訳するのではなく、そのままの音として表したもの(音写)です。お寺に行くと仏さまの前に呪文のような掲示を見ることがあります。例えば、興正寺西山本堂の阿弥陀如来さまであれば真言は「オン アミリタ テイセイ カラ ウン」です。仏さまによって異なりますので見てみてくださいね。
②「梵字」を中国で漢訳したもの
現在日本で読まれているお経のほとんどが漢訳版です。「般若心経」や、真言宗でよく読まれる「理趣経」や「観音経」などがこれに当たります。
③漢訳を日本語に和訳したもの
たとえば「回向文」。漢文のままですと「願似此功徳 普及於一切 我等与衆生 皆共成仏道」ですが、和訳しますと「願わくは この功徳をもって あまねく一切に及ぼし われらと衆生と 皆ともに 仏道を成ぜん」となります。和訳は檀信徒さんがご自宅などでお唱えする「仏前勤行集」などに載っています。
お経には人が生きて行く上で守らなければならない事や、考え方、生き方について説かれています。そして、目指すところは悟りの世界です。
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