お寺と神社の違いは。
仏さまをお祀りし、仏教の教えを説く僧侶が住まうところがお寺で、日本の神さまの御霊をお祀りするのが神社です。
古来より日本人は森羅万象を神格化し、「八百万の神」とよばれるほどありとあるものを信仰の対象としてきました。対して仏教は6世紀頃に中国より伝えられた、外来の宗教・考え方です。
このように、本来「仏」と「神」は別々の信仰対象ですが、日本に仏教が伝わり民衆に広まっていく過程でこの2つの融和がなされました(神仏習合)。それから長い間、仏と神、お寺と神社は大きな違い無く同じもののように受け入れられていましたが、明治政府が神仏分離令を発したことにより、お寺と神社は現在のようにはっきりと区別されるようになりました。しかし今でも鳥居が残るお寺や神社をお守りしているお寺も多数残っております。例えば、「神宮寺」と名前が残っているお寺は元々お寺と神社が一緒に共存していた頃の名残です。
参拝のマナー
参拝の仕方も違います。
お寺では仏さまの前で一礼し合掌、そして最後に一礼します。
神社では二礼・二拍手・一礼が基本です。
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